カトマンズ市内は
ネパール大地震から3ヶ月後の7月下旬、カトマンズ入りしました。周囲からは「こんな時期にネパールに行くのか」「疫病が流行り、治安が悪くなっているぞ」「最低限の水と食料を持っていけ」と言われながらも、そのような忠告はすべて聞かなかったことにして、タイ航空機に乗りました。
カトマンズに着いてみれば、最初の印象は「大地震、あったの?」というぐらい、街の様子は変わらりません。マスコミは大げさに被害の大きいところを報道するから、もうカトマンズは壊滅的な被害を受けて、東京大空襲の後のようになっているイメージを人々に植え付けていましたが、そんなことはありませんでした。 |
着陸直前のタイ航空機から撮影したカトマンズの様子。普段と変わらない景色で、特に、地震の影響は分からない。阪神淡路大震災の後に伊丹空港に着陸する航空機からは、ブルーシートの屋根が目立ち、明らかな被害が手に取るように分かったのだが。 |
繁華街、タメルの様子。ここも特に地震の被害は感じられない。違いは観光客がいないことである。ここ数年、中国や韓国からの観光客が大増加していたが、その姿は皆無であった。 |
地元のバザールは、いつものように大賑わい。大地震後の経済活動の衰えは、感じさせない。 |
しかし、街の中には、このように倒壊した建物もところどころ存在した。 |
水を宅配する業者の建物。カトマンズの水道は、絶対に飲めないし、給水も24時間ではないので、それなりの家や事業所は、ボトルのフィルター水を購入している。ここは、建物にクラックが入っていたので、つっかえ棒で補強していた。 |
所々、出し抜けにこういうところがある。周りの建物はまったく平気なのに、間の建物が倒壊している。 |